日頃より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
福岡天神頭痛と肺のクリニックでございます。
梅雨期の低気圧接近や高湿度は、血管拡張や自律神経の乱れを通じて片頭痛発作を誘発しやすいことが知られております。
実際に“低気圧による不調”を訴える人は約3人に1人に上ると報告されています。
また、全世界で片頭痛を経験する人は約15％と高く、気象変化はその主要トリガーの一つとされています。
さらに、2023年の調査では「低気圧・気圧変動・高湿度・降雨」が頭痛発生率の上昇と関連していることも示されました。
【梅雨と頭痛の関連性データ】
梅雨期には日本全体にわたって長期間にわたり低気圧が停滞し、気圧や湿度が大きく変動します。
これが身体の血管や自律神経に影響を及ぼし、片頭痛発作の誘因となるケースが多く報告されています。
気象トリガー
・低気圧変動による頭痛誘発メカニズム
低気圧が接近すると大気圧が低下し、脳血管が拡張しやすくなります。
また、自律神経のバランスが交感神経優位に傾くことで血管・内臓機能の調整が乱れ、頭痛やめまいを引き起こすと考えられています。
・湿度・気温変化の影響
梅雨期の高湿度は体内の水分バランスを崩し、むくみを生じさせることで血管周囲の炎症を誘発するとされます。
急激な気温の上下も血管収縮・拡張のリズムを乱し、片頭痛発作の引き金となる可能性があります。
強風や急な気圧変動も同様に頭痛リスクを高めるトリガーとされており、その関連性が複数の疫学調査で示されています。
【セルフケア＆予防法】
・気圧予報アプリの活用
アプリ「頭痛ーる」は全国の気圧情報をエリア別に可視化し、「注意」「警戒」など段階的に頭痛リスクを通知してくれます。
発作前の兆候を早期に把握し、事前に薬を服用するなどの対策が可能です。
・生活習慣の改善
規則正しい睡眠・起床リズムは自律神経を安定させ、梅雨期の気圧変動による体調不良を軽減します。
十分な水分補給や、カリウム豊富な果物（バナナ、スイカ）・血行促進食材（生姜、ネギ）を摂ることで血管のむくみ予防に役立ちます。
また、頭痛日記をつけることで個々のトリガーを特定し、再発防止に活かせます。
【当院の治療オプション】
当院では、軽症にはアセトアミノフェンやNSAIDs、中〜重症例にはトリプタン製剤を使用し、漢方薬の併用もご提案しています。
ただし、鎮痛薬の過剰使用は薬剤誘発性頭痛につながるため注意が必要です。
さらに、気象予測に基づく「予兆療法」など、発作前にプロアクティブに介入する先進的アプローチも研究・導入を検討しています。
【患者様の声（症例紹介）】
梅雨から台風の時期にのみ、予防療法を行う患者様もいらっしゃいます。
※予防療法：毎日予防用の薬を内服したり、月に一回の予防用の注射をすることで、頭痛が減ることが知られています。
まずは当院の頭痛専門外来へご相談ください。
【まとめ】
梅雨期の気象変化は避けられませんが、適切な知識と対策で片頭痛の悪化を抑制できます。
当クリニックでは専門的診療とセルフケア指導を組み合わせ、患者様お一人ひとりに合わせたプランをご提供しております。
ご予約・ご相談は下記リンクからどうぞ。
ご予約はこちらから🌿
https://patient.digikar-smart.jp/institutions/626d04ef-a5e9-49cf-bb68-8a2644ee4661/reserve
下記のQRコードよりアプリのダウンロードも大変便利です。
以上、【梅雨期に増悪する片頭痛──気圧・湿度変化のメカニズムと対策ガイド のご案内】でした。
『福岡に医療で貢献する』ことを目標に、患者様へより良いサービスを提供できるように日々精進してまいります。
引き続き、福岡天神頭痛と肺のクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。
