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暑さと頭痛の意外な関係──熱中症・脱水・寝不足が引き金に

お知らせ

日頃より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
福岡天神頭痛と肺のクリニックでございます。

【はじめに】

「夏になると頭が痛い」は気のせいではありません。

「夏になると頭が重い」「クーラーの中でも片頭痛が起こる」「熱中症ではないのに頭が痛い」。

そんな訴えを、福岡天神頭痛と肺のクリニックでも多く伺うようになります。

実はこのような症状は、夏の気温・湿度・生活リズムによって引き起こされる、**「夏型頭痛」**の可能性があります。

今回は、暑さや湿度、脱水、睡眠不足などがどのように頭痛を引き起こすのかを、緊張型頭痛・片頭痛・熱中症性頭痛の観点からわかりやすく解説します。あわせて、ご自宅でできる対策や、受診の目安もご紹介します。

第1章:夏型頭痛とは?──3つの主なパターン

1-1. 緊張型頭痛:冷房や姿勢の影響で起こる

夏の屋内は冷房が効きすぎていることが多く、首や肩の筋肉が冷えてこわばりやすくなります。この状態が続くと、筋肉の緊張によって血流が悪化し、**締めつけられるような痛み(緊張型頭痛)**が出やすくなります。

特徴:

• 頭の両側または後頭部が締めつけられるように痛い

• 肩こり・首こりを伴う

• 安静にしていると和らぐ

1-2. 片頭痛:気温や湿度の急変が引き金に

高温多湿な環境や、屋外から屋内への急な気温変化は、自律神経や血管の調整機能に強い負担をかけます。このストレスが脳の血管を一時的に拡張させ、ズキズキとした拍動性の痛みを起こすのが片頭痛です。

特徴:

• ズキンズキンと脈打つような痛み

• 吐き気・音や光に敏感

• 冷たい場所や暗所で休むと改善する

1-3. 熱中症性頭痛:脱水や体温上昇が原因

真夏に外出後、頭痛・めまい・吐き気が出る場合は軽度の熱中症が関係していることがあります。体温調節がうまくいかず、脱水や脳の血管拡張が生じるために頭痛が発生します。

特徴:

• 頭全体がボーッとする、鈍痛

• だるさ、吐き気、意識がぼんやりする

• 水分補給と涼しい場所での休息で改善する

第2章:暑さが頭痛を引き起こす5つのメカニズム

2-1. 脱水による血流の悪化

汗をかくことで体内の水分と電解質が失われると、血液の流れが悪くなり、脳への酸素供給が不足します。これにより片頭痛や緊張型頭痛が引き起こされることがあります。

2-2. 睡眠の質の低下

暑さで眠れない・寝苦しい夜が続くと、慢性的な睡眠不足となり、痛みを抑える脳内の仕組みがうまく働かなくなります。睡眠不足が片頭痛や緊張型頭痛を誘発することは、多くの研究でも報告されています。

2-3. 自律神経の乱れ

高温多湿の環境と冷房の強い室内を行き来すると、体温調節に関わる自律神経が過剰に働き、疲弊していきます。この負担が、片頭痛の引き金になります。

2-4. 頭部の急な温度変化

猛暑の屋外からキンキンに冷えた室内へ、あるいはその逆に移動した際、血管の急激な収縮と拡張が生じます。これが頭痛の引き金となります。

2-5. クーラーによる筋肉のこわばり

冷風が直接首や肩に当たると、筋肉が緊張し、筋・筋膜性の痛みが頭部に波及します。長時間のデスクワークや睡眠時に要注意です。

第3章:日常生活でできる夏型頭痛の予防と対策

3-1. 室内温度・湿度の管理

• 室温は25〜28℃、湿度は50〜60%を目安に

• 冷風が直接体に当たらないように風向きを調整

• サーキュレーターなどで空気を循環

3-2. 水分・塩分のこまめな補給

• 喉が渇く前にこまめに水分補給

• 発汗量が多いときは経口補水液や塩飴を活用

• コーヒーやアルコールは脱水を助長するため控えめに

3-3. 睡眠の質を高める工夫

• 就寝前はスマホやPC画面を避け、間接照明に

• 冷感素材の寝具やアイスノンを活用

• 日中に軽い運動やストレッチで体内時計を整える

3-4. 首肩のストレッチ&温冷交互ケア

• デスクワークの合間に首肩を回す習慣を

• 冷えすぎたと感じたら蒸しタオルで温め、血流を促進

• クーラー使用時はスカーフやカーディガンで首を守る

3-5. 頭痛ダイアリーの活用

• 頭痛が出た日時・天気・体調・食事・睡眠を記録

• トリガーが可視化され、医師との相談にも役立つ

第4章:受診すべき頭痛とは?──見逃してはいけないサイン

4-1. 急激に強くなる頭痛(雷鳴頭痛)

→ くも膜下出血の可能性があります。すぐに救急受診を。

4-2. 発熱や意識障害を伴う頭痛

→ 髄膜炎や熱中症の可能性も。迷わず医療機関へ。

4-3. 初めて経験するタイプの激しい頭痛

→ 脳腫瘍や動脈解離なども否定が必要です。

4-4. 通常の片頭痛薬で効かない痛み

→ 片頭痛に似た別の疾患が隠れている場合も。

第5章:福岡天神頭痛と肺のクリニックでできるサポート

当院では、以下のようなサポートを行っております。

• 頭痛外来での詳細な問診と画像診断(MRI紹介含む)

• 天気頭痛・季節性頭痛に特化した自律神経評価

• 頭痛予防薬・CGRP関連薬剤の専門的処方

• 呼吸器症状を伴う場合の併存疾患評価(咳・倦怠感)

• 頭痛ダイアリーによる個別指導と生活改善アドバイス

おわりに──“季節だから仕方ない”ではなく、対処できる頭痛です

夏の頭痛は、「気のせい」「我慢すれば治る」と見過ごされがちです。しかし、明確な原因があり、生活習慣と医療の力で改善できる頭痛でもあります。

日々の体調変化に気づき、適切な対策を取り入れることで、暑い季節も快適に過ごすことができます。

「もしかして…」と思ったら、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

ご予約はこちらから🌿

https://patient.digikar-smart.jp/institutions/626d04ef-a5e9-49cf-bb68-8a2644ee4661/reserve

下記のQRコードよりアプリのダウンロードも大変便利です。

以上、【暑さと頭痛の意外な関係──熱中症・脱水・寝不足が引き金に。 のご案内】でした。

『福岡に医療で貢献する』ことを目標に、患者様へより良いサービスを提供できるように日々精進してまいります。

引き続き、福岡天神頭痛と肺のクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。

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