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口唇ヘルペスと帯状疱疹の違いについて

お知らせ

日頃より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
福岡天神頭痛と肺のクリニックでございます。

  • 口唇ヘルペスと帯状疱疹は「ヘルペスウイルスの仲間」ですが、原因ウイルスと症状の出方が違います。
  • どちらも体内にウイルスが潜伏し、免疫が落ちたときに再活性化します(帯状疱疹も再発することがあります)。 (dermatol.or.jp)
  • 帯状疱疹は神経痛(帯状疱疹後神経痛)などを防ぐため、早期治療と予防(シングリックス)も重要です。 (dermatol.or.jp)

外来で患者様から「口唇ヘルペスと帯状疱疹って、何が違うんですか?」
と質問を受けることが多いため、ポイントをわかりやすく整理しました。


まず結論:違いは「原因」「出やすい場所」「症状の出方」「治療薬の量」

口唇ヘルペス(単純疱疹)帯状疱疹
主な原因単純ヘルペスウイルス(HSV)水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)
典型的な症状唇の周囲などに小水疱・ただれ片側の神経に沿った痛み → 赤み・水疱
再発くり返しやすい「少ない」と思われがちですが再発することもあります(報告では数%)。近年は高齢化や免疫低下状態の患者さん増加などを背景に、臨床で再発(または再燃)を経験する機会が増えたと感じられることがあります。
治療(目安)抗ウイルス薬:比較的少ない量・短期間、再発予防内服も抗ウイルス薬:一般により高用量、早期開始が重要

親戚みたいなもの:共通点は「仲間」「潜伏」「免疫低下で再活性化」

1) 同じ群(ヘルペスウイルスの仲間)

どちらもヘルペスウイルス感染症で、見た目が似て鑑別に迷うことがあります。 (dermatol.or.jp)

2) 一度治っても体内に残る(潜伏)

症状が治まっても、ウイルスは神経などに潜伏しうるため、条件が揃うと再活性化します。 (dermatol.or.jp)

3) 治療薬は似ていても「必要量」が違う

帯状疱疹は重症化・合併症リスクがあるため、抗ウイルス薬を早期に十分量投与する方針がガイドラインでも整理されています。 (dermatol.or.jp)


どういう時に出やすい(再発しやすい)?

共通して、次のようなときに起こりやすくなります。

  • 免疫が落ちている(体調不良、睡眠不足、強いストレス)
  • 疲れがたまっている
  • 免疫が低下する病気や治療(薬)を背景に持つことがある (dermatol.or.jp)

※「悪性腫瘍が隠れている」という報告があるのは事実ですが、すべての方が精密検査を要する、という意味ではありません。症状の経過や全身状態(体重減少、原因不明の発熱など)も含めて総合判断が大切です。 (dermatol.or.jp)


単純ヘルペス(口唇ヘルペス)のまとめ

よくある経過

  • 唇の周囲などに、ピリピリ・違和感(前ぶれ)→ 小水疱 → ただれ(びらん)
  • 再発は比較的よくあり、軽症のことも多い

治療の考え方

  • 抗ウイルス薬を使います
  • 再発が頻回(目安:年6回以上)で日常生活に支障が大きい場合、再発予防として毎日内服(抑制療法)が選択肢になります(例:バラシクロビル1日1回500mg)。 (qa.dermatol.or.jp)

帯状疱疹のまとめ

典型的な症状:皮疹より先に痛いことがある

  • 片側の皮膚に沿って、ピリピリ・焼けるような痛みが先に出て、後から発疹が出ることがあります。 (dermatol.or.jp)

一般的な診断

典型例では、皮疹の分布(神経に沿った片側性)と疼痛の特徴から臨床的に診断します。 (dermatol.or.jp)

皮疹がないこともある(無疱疹性/無疹性帯状疱疹)

帯状疱疹は、まれに皮疹がはっきりしない、または出ないタイプが議論されます。ガイドラインでも無疹性帯状疱疹について言及があります。 (dermatol.or.jp)

ただし重要なのは、「片側の痛みだけ」で帯状疱疹と断定するのは難しいという点です。痛みだけの段階では別の病気も多いため、慎重に評価します。 (dermatol.or.jp)

当院の方針(皮疹がない/非典型で迷う場合)

当院では、次を組み合わせて総合判断します。

  • 問診(痛みの性質、部位、誘因、既往、免疫状態)
  • 神経診察(感覚低下・過敏、脳神経症状など)
  • 必要に応じて血液検査(VZV抗体など)や画像検査

※抗体検査は“参考”にはなりますが、結果まで時間を要することがあり、単回のIgG陽性だけで急性期の確定は難しい場合があります。症状が強い・合併症が疑われるなど、治療優先が望ましい状況では、診断確定前に治療介入する判断があり得ます。 (dermatol.or.jp)


保険診療での主な治療(代表例)

※以下は一般的な整理です。腎機能、年齢、妊娠・授乳、併用薬で調整します。

1) 外用薬(塗り薬)

口唇ヘルペスでは軽症例で外用薬を用いることがあります(ただし、状況により内服が中心となることもあります)。

2) 内服抗ウイルス薬

  • ファムシクロビル:院長の経験では薬疹などの副作用が少なく使いやすい印象があります。特に、皮疹が乏しいなど“判断が難しい場面”で、診断的治療として選択しやすいと考えています(個人差があります)。
  • バラシクロビル:口唇ヘルペスの抑制療法(毎日内服)という選択肢があります。 (qa.dermatol.or.jp)
  • アメナメビル(アメナリーフ):1日1回で続けやすく、腎機能低下がある方で投与設計が比較的しやすい一方、薬価は高めです。 (dermatol.or.jp)

3) 点滴治療(重症例)

重症の場合、入院下で点滴治療が必要になることがあります。クリニックでは対応が難しいため、適切な医療機関へ紹介します。 (dermatol.or.jp)


ときに怖い病気:早期治療が大切な理由

帯状疱疹後神経痛(PHN)

皮疹が治っても痛みが長く残り、生活の質が大きく落ちることがあります。できるだけ早い段階で治療介入することが重要です。 (dermatol.or.jp)

部位によっては、めまい・難聴・麻痺など

顔面・耳・眼の周囲など、障害される神経によっては重い症状につながることがあります。 (dermatol.or.jp)

髄膜炎・脳炎など(中枢神経合併症)

強い頭痛、発熱、意識の変化、神経症状がある場合は、緊急性が高くなります。 (dermatol.or.jp)


神経診察・頭部CT・頭部MRIで何を見る?

帯状疱疹(とくに皮疹が乏しいケース)は、片頭痛、三叉神経痛、歯科疾患、頸椎由来の痛みなどと紛らわしいことがあります。 (dermatol.or.jp)

当院では必要に応じて、

  • 神経診察:感覚異常、脳神経症状(顔面麻痺、眼症状、耳症状など)
  • 画像検査:脳卒中や腫瘍など、別の重篤疾患の除外

を行い、総合的に判断します。


帯状疱疹の予防:不活化ワクチン「シングリックス」

帯状疱疹は、神経痛などの後遺症を防ぐ観点からも、予防が重要です。厚生労働省も帯状疱疹ワクチンについて情報提供しています。 (mhlw.go.jp)

不活化(組換え)ワクチンとしてシングリックスがあります。添付文書では、

  • 50歳以上:2回接種(通常2か月間隔)
  • 18歳以上:帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる方に2回接種(通常1〜2か月間隔)

とされています。 (medley.life)

「18歳以上で帯状疱疹の既往がある方」は、再発リスクや背景(免疫状態など)によって“高リスク”に該当し得ます。接種適応は個別に判断しますので、診察時にご相談ください。 (medley.life)

また、費用や助成の有無は自治体で異なります。お住まいの自治体の案内もあわせてご確認ください。 (mhlw.go.jp)


福岡天神頭痛と肺のクリニックにご相談ください

  • 「唇の水疱が繰り返す」「前ぶれがある」
  • 「片側のピリピリした痛みが続く(発疹がない)」
  • 「顔の麻痺、耳の症状(めまい・難聴)、目の症状がある」
  • 「帯状疱疹後の痛みが長引いてつらい」

当院では、皮膚症状だけでなく痛み(頭痛・顔面痛・神経痛)の視点も含めて評価し、必要に応じて検査・治療・専門医療機関への紹介を行います。気になる症状があれば早めにご相談ください。


FAQ(よくある質問)

Q1. 口唇ヘルペスと帯状疱疹、どちらがうつりますか?

どちらも感染性はありますが、状況で異なります。帯状疱疹では病変からVZVが排出され、周囲に水痘として感染させる可能性があるため注意が必要です。 (mhlw.go.jp)

Q2. 「痛いだけ」で発疹がないのに帯状疱疹と言われました。本当ですか?

発疹がない段階での診断は難しいことがあります。ガイドラインでも「片側性の痛みだけで帯状疱疹と診断するのは困難」と整理されています。症状の推移、診察所見、必要な検査を合わせて総合判断します。 (dermatol.or.jp)

Q3. 帯状疱疹は再発しますか?

「一度きり」と思われがちですが、再発することはあります(報告では数%)。免疫状態などが影響します。 (dermatol.or.jp)

Q4. 受診のタイミングはいつが良いですか?

帯状疱疹は早期治療が重要です。片側の神経痛+皮疹が出てきた、顔や目・耳の周囲が痛い、強い痛みが続く場合は早めに受診してください。 (dermatol.or.jp)

Q5. 口唇ヘルペスを繰り返します。予防はできますか?

頻回再発(目安:年6回以上)では、抗ウイルス薬を毎日内服する抑制療法が選択肢になります(例:バラシクロビル1日1回500mg)。 (qa.dermatol.or.jp)

Q6. シングリックスは誰が受けられますか?

添付文書では、50歳以上の方、または18歳以上で帯状疱疹のリスクが高い方が対象です。接種間隔や適応は個別に判断します。 (medley.life)

Q7. ワクチンに補助はありますか?

自治体により助成の有無や条件が異なります。最新情報は自治体の案内をご確認ください。 (mhlw.go.jp)


参考(根拠資料)

  • 日本皮膚科学会:帯状疱疹診療ガイドライン2025 (dermatol.or.jp)
  • 厚生労働省:帯状疱疹ワクチン (mhlw.go.jp)
  • シングリックス 添付文書(MEDLEY) (medley.life)
  • 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A:ヘルペスと帯状疱疹(抑制療法:バラシクロビル500mg/日 など) (qa.dermatol.or.jp)

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以上、【口唇ヘルペスと帯状疱疹の違いについてのご案内】でした。

『福岡に医療で貢献する』ことを目標に、患者様へより良いサービスを提供できるように日々精進してまいります。

引き続き、福岡天神頭痛と肺のクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。

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