日頃より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
福岡天神頭痛と肺のクリニックでございます。
帯状疱疹関連頭痛が増えてます。
他の脳神経内科や脳神経外科で、画像まで撮影したけれど、「原因がわからない」「頭痛が続いている」「いつもより強い頭痛」など、多くの患者様が当院にいらっしゃいます。
その中でも比較的多く認めるのが、『帯状疱疹関連頭痛』なのです。
合併症として、
☑️顔面神経麻痺
☑️めまい、難聴、耳鳴り
☑️3ヶ月以上持続する痛み
を生じる可能性もあり、お早めの相談をお勧めいたします。
皮疹が出ないことも多いため、まずは疑うことが大切です。
帯状疱疹関連頭痛とは?
帯状疱疹関連頭痛(Herpes zoster–associated headache)は、国際頭痛分類(ICHD-3)や頭痛診療ガイドラインにも記載されている正式な疾患名です。つまり「よくわからない頭痛」ではなく、医学的に認められた病気なのです。(ICHD-3 13.1.2.1 Painful trigeminal neuropathy attributed to herpes
zoster)
帯状疱疹というと「水ぶくれのような皮疹」が特徴的と思われがちですが、実際には皮疹が出ないケース(不全型や帯状疱疹後神経痛型)も多く存在します。そのため、原因不明の頭痛が長引いている方の中に、この病気が隠れている可能性があります。
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放置すると残る後遺症
帯状疱疹関連頭痛を放置すると、顔面神経麻痺やめまい・難聴・耳鳴りなどの合併症を引き起こすことがあります。特に、発症から治療までの時間が遅れると、麻痺や痛みが長期に残ってしまうことも少なくありません。
そのため、「原因不明の強い頭痛が続いている」「いつもと違う痛みを感じる」ときは、早めに医師へご相談いただくことが大切です。
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治療法について
帯状疱疹関連頭痛の治療は、
• 抗ウイルス薬(ファムシクロビルなど)
• 鎮痛薬・神経痛治療薬(プレガバリン、アミトリプチリンなど)
• 必要に応じた神経ブロック治療
といった方法を組み合わせて行います。
特に発症から72時間以内に抗ウイルス薬を開始することが、後遺症予防に有効とされています。
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予防にはワクチンも有効
近年は、帯状疱疹ワクチン(シングリックス®など)が予防に有効であることが分かっています。50歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方は、接種により発症リスクや後遺症のリスクを大幅に減らすことができます。
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✅ 原因不明の頭痛が長引いている
✅ 他院で検査を受けても「異常なし」と言われた
✅ 顔や耳の周囲にしびれ・違和感を感じる
こうした症状がある方は、帯状疱疹関連頭痛の可能性を考え、どうぞお早めにご相談ください。
診察のご予約はこちらから🌿
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以上、【それって帯状疱疹関連頭痛かも、、?? のご案内】でした。
『福岡に医療で貢献する』ことを目標に、患者様へより良いサービスを提供できるように日々精進してまいります。
引き続き、福岡天神頭痛と肺のクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。