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【ピロリ菌と蕁麻疹は関係ある?】

お知らせ

日頃より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
福岡天神頭痛と肺のクリニックでございます。

「ピロリ菌って胃の病気だけじゃないんですか?」
「除菌したら蕁麻疹が良くなることってありますか?」
患者様からこのようなご質問をいただくことがあります。

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃炎や胃がんとの関係で有名な細菌ですが、
実は“胃以外”の症状にも関与していることがわかっています。

今回は、「ピロリ菌と蕁麻疹(じんましん)」の関係について、現在の医学的知見をもとに解説します。

■ ピロリ菌とは?
ピロリ菌は、胃の中に住みつく細菌です。
慢性的な胃炎を引き起こし、
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・胃がん
などの原因になることが知られています。
一方で近年では、胃だけでなく全身の免疫や炎症にも影響を与える可能性が指摘されています。

■ ピロリ菌と蕁麻疹の関係
皮膚科領域で特に有名なのが、「慢性蕁麻疹」との関連です。
慢性蕁麻疹とは、
“原因不明のかゆみや膨疹(赤み)が6週間以上続く状態” を指します。

実際に、慢性蕁麻疹の患者様の中にはピロリ菌感染が見つかるケースがあり、除菌治療後に症状が改善したという報告が多数あります。
研究によって差はありますが、「除菌成功後、約30〜50%程度で蕁麻疹が改善した」というデータも報告されています。

■ どんな症状が特徴?
ピロリ菌関連が疑われる慢性蕁麻疹では、
・かゆみが長引く
・良くなったり悪くなったりを繰り返す
・夜に悪化する
・お酒で悪化する
・入浴や運動など“体が温まる”ことで悪化する
といった特徴がみられることがあります。

特に、
「アルコールを飲むとかゆくなる」
「お風呂で一気に悪化する」
というのは、蕁麻疹でよくみられるパターンです。

ただし注意点として、すべての皮膚症状がピロリ菌によるものではありません。
手湿疹、汗疱(かんぽう)、接触皮膚炎など、別の皮膚疾患が関与しているケースもあります。

■ 除菌すると、すぐ良くなる?
除菌薬は通常1週間内服します。
ただし、除菌直後にすぐ皮膚症状が消えるわけではありません。

改善までには、
・早い方で数週間
・一般的には1〜3か月
・長い場合は半年程度 かかることもあります。
これは、長期間続いていた免疫や炎症の過敏状態が落ち着くまでに時間が必要だからです。

■ 除菌中の注意点
除菌治療中は、以下の点が大切です。
・処方された薬を最後まで飲み切る
・自己判断で抗アレルギー薬を中止しない
・飲酒を控える
・除菌後の判定検査を必ず受ける

ピロリ菌除菌は、1回で成功するとは限りません。
そのため、除菌後1〜2か月後に「本当に菌が消えたか」を確認する検査が重要です。

■ 胃カメラも大切です
ピロリ菌が陽性の場合、
慢性胃炎が隠れていることも少なくありません。
また、将来的な胃がん予防の観点からも、胃カメラ(内視鏡検査)は非常に重要です。
「皮膚症状だけだと思っていたら、胃炎も見つかった」というケースもあります。

■ まとめ
ピロリ菌と慢性蕁麻疹には、一定の関連があることが医学的にも知られています。
特に、
・原因不明のかゆみが続く
・お酒や入浴で悪化する
・何年も蕁麻疹を繰り返している
という方では、ピロリ菌感染が関与している可能性もあります。
もちろん、すべての蕁麻疹がピロリ菌によるわけではありませんが、
「除菌をきっかけに長年の症状が改善する」ケースがあるのも事実です。

気になる症状がある方は、消化器内科やかかりつけ医へご相談ください。

診察のご予約はこちらから🌿

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以上、【ピロリ菌と蕁麻疹は関係ある?のご案内】でした。

『福岡に医療で貢献する』ことを目標に、患者様へより良いサービスを提供できるように日々精進してまいります。

引き続き、福岡天神頭痛と肺のクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。

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